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ランニングシューズのサイズ選び|失敗しない選び方と幅広・甲高のチェックポイント

シューズ
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「いつも履いているスニーカーと同じサイズを選んだのに、なんだかきつい」

「デザインが気に入って選んだら、指先が痛くなった」

ランニングシューズを選んでいて、こんな経験をしたことはありませんか?

私自身、以前ナイキのシューズを普段の靴と同じような感覚で選んだところ、履いたときから窮屈さを感じ、結局あまり走らないまま下駄箱にしまった経験があります。

当時は、「サイズが小さかったのかな?」と思っていました。

でも、あとから考えると、長さだけではなく、そのシューズの形と自分の足の相性が合っていなかったのだと思います。

ランニングシューズは、同じ「27.0cm」と表示されていても、どんなラスト(靴型)を使っているか、足幅をどう設計しているか、つま先にどれくらい余裕を持たせているかによって、履いたときの感覚が変わります。

この記事では、ランニングシューズのサイズ選びで失敗しないために、ラスト・足長・足囲・ウィズ・トゥボックスという視点から、自分の足に合うシューズの選び方を整理します。

ラスト — 靴を作るときに使う「靴の型(木型)」

ウィズ(Width)— 足の横幅・足囲に合わせた靴の幅

トゥボックス(Toe box)— 靴のつま先部分にある、足指が入る空間

ランニングシューズは「普段の靴と同じサイズ」で選べばいい?

結論からいうと、普段履いている靴と同じサイズだから合う、とは限りません。

ただし、「ランニングシューズと普段の靴ではサイズの基準そのものが違う」というわけではありません。

大切なのは、ランニングでは足がシューズの中で動くことを考えて、長さだけでなく、足幅や甲、つま先のゆとりまで確認することです。

ASICSは、ランニングシューズを選ぶ際に足長と足囲を測ることをすすめています。また、実際の足のサイズに対して約1cm大きめを選ぶのが一般的な目安と説明しています。

一方、Nikeも足の長さを測ってサイズ表に照らし合わせる方法を案内しており、サイズ表の「CM」は実際の足の長さそのものではないと説明しています。

つまり、「いつもの靴と同じサイズを買う」より、

「自分の足を測り、そのうえでシューズの形に合わせる」

という考え方のほうが失敗しにくいでしょう。

 

ランニングシューズのサイズ感が違うのはなぜ?

その理由の一つが、ラスト(靴型)です。

ラストとは、シューズを作るときの形の基準となるもの。

同じ27.0cmでも、ラストの形が違えば、

  • 足幅
  • 甲の高さ
  • つま先の形
  • かかとのフィット感
  • 足指まわりの空間

などが変わります。

ASICSも、ラストはシューズのフィット性を大きく左右する重要な要素として説明しており、競技特性だけでなく、NARROW・STANDARD・WIDE・EXTRA WIDEなど足囲に応じたバリエーションを用意しています。

そのため、

「27.0cmなのに、前に買った27.0cmと全然違う」

ということが起こります。

私がナイキのシューズを窮屈に感じた理由

私自身、以前ナイキのシューズを選んだとき、普段の感覚でサイズを決めてしまいました。

ところが、実際に履いてみると、「あれ、きついな」と感じたんです。

特に気になったのは、足の長さではなく、親指の付け根や小指側の圧迫感でした。

今振り返ると、そのとき私に合わなかったのは、

「27.0cmという数字」そのものではなく、そのシューズの形と自分の足の相性

だったのだと思います。

ここは「ナイキは細い」と一括りにするより、

「私の場合、そのモデルの形が足に合わなかった」

と考えるほうが正確です。

実際、現在のNikeにも幅広モデルがあり、たとえばボメロ18やストラクチャー プラスにはワイド/エクストラワイドが展開されています。Nike公式では、ワイドモデルはレギュラー幅よりトゥボックスの周囲が約6.35mm広いと説明しています。

つまり、「ブランド」だけで判断するのではなく、「モデル」と「幅展開」まで見ることが大切です。

ブランド別に見るランニングシューズのサイズ・幅の特徴

ブランド 現在確認できる特徴
ASICS NARROW・STANDARD・WIDE・EXTRA WIDEなど、足囲に合わせたラスト展開がある
Nike レギュラーに加え、一部モデルでワイド・エクストラワイドを展開
adidas レギュラーフィットのほか、モデルによってワイド展開もある
On メンズのレギュラーは日本のJIS規格で2E相当、ワイドは4E相当。ウィメンズはレギュラーD相当、ワイド2E相当
New Balance メンズではD・2E・4Eなど、ウィズを選べるモデルが多い
HOKA レギュラー・ワイド・エクストラワイドを展開するモデルがある
Brooks メンズ/ユニセックスはD・2E・4E、ウィメンズはB・Dのウィズ展開が確認できる
Altra FootShapeという独自のつま先形状を採用し、足指のスペースを重視。Original・Standard・Slimの3種類がある

ASICSはラストそのものをNARROW・STANDARD・WIDE・EXTRA WIDEに分けています。

Onは、日本のJIS規格に換算した場合、メンズのレギュラーが2E相当、ワイドが4E相当、ウィメンズはレギュラーがD相当、ワイドが2E相当と公式に案内しています。さらに、On自身が他メーカーより細めと感じられることがあるため、初めての場合は0.5~1cm大きめを推奨する場合があるとしています。

New Balanceでは、現在のランニング商品でもD・2E・4Eなど複数のウィズが用意されています。たとえばFresh Foam X 880 v15は、メンズでD・2E・4E、ウィメンズでB・D・2Eの展開が確認できます。

Brooksも、メンズ/ユニセックスでD・2E・4E、ウィメンズでB・Dというウィズ展開を案内しています。

HOKAでは、たとえばBondi 9にレギュラー・ワイド・エクストラワイドの3タイプがあります。

Altraは少し考え方が違います。FootShapeは単純な「幅広」ではなく、つま先に空間を持たせながら、中足部を安定させる設計と公式に説明しています。Original・Standard・Slimという3種類の形状があります。

また、adidasでも現在、Adizero SL 2にワイドモデルがあり、「ワイドフィット」と明記されています。

このように見ると、「海外ブランドだから細い」「日本ブランドだから幅広い」と単純に分けるより、各ブランド・各モデルのウィズやラストを見るほうが正確です。

自分の足型を知るには「足長」と「足囲」を測る

足長とは?

かかとから、最も長い足指までの長さです。

足囲とは?

親指と小指の付け根の、骨が張り出している部分を一周した長さです。

ASICSも、足長と足囲を測ったうえで、シューズのウィズを選ぶことを案内しています。左右の足でサイズが違う場合は、大きいほうに合わせるよう説明しています。

「自分は幅広だと思っていたけれど、測ってみたらそれほどでもなかった」

ということもあります。

感覚だけで「私は幅広」「私は甲高」と決めるより、一度測ってみるとシューズ選びの基準が作りやすくなります。

幅広・甲高なら、サイズを大きくすればいい?

これは注意したいところです。

幅がきついからといって、単純にサイズを大きくすればいいとは限りません。

たとえば、長さはちょうどいいのに横幅だけがきつい場合。

サイズを0.5cm、1cmと上げてしまうと、今度はつま先が余りすぎたり、かかとが浮いたりする可能性があります。

そういう場合は、サイズアップよりワイドモデルを試すという考え方があります。

Nikeでも、ワイドモデルはレギュラーよりトゥボックス周囲が広く設計されています。

New BalanceやBrooks、HOKAなどでも幅違いのモデルが用意されています。

逆に、長さが足りない場合

つま先が当たってしまう場合は、幅だけでなく足長そのものが不足している可能性があります。

この場合はサイズを上げることも選択肢になります。

つまり、

横幅だけがきつい → ワイドモデルを検討

長さそのものが足りない → サイズアップを検討

というように分けて考えると分かりやすいでしょう。

ランニングシューズは「つま先の余裕」も大切

ランニングでは、歩いているときと違って、着地や走行中の足の動きがあります。

そのため、つま先にまったく余裕がないシューズは避けたいところです。

ASICSでは、実際の足のサイズより約1cm大きめを一般的な目安として紹介しています。また、オンライン購入の解説では、実寸に対して7~10mm程度のゆとりを目安としています。

ただし、「必ず1cm大きくすればいい」という意味ではありません。

足の形やシューズのラストによって必要な余裕は変わります。

そのため、

つま先が当たらない
でも、足がシューズの中で前後に動きすぎない

というバランスが大切です。

オンラインでランニングシューズを買うときのポイント

① まず自分の足を測る

足長と足囲を測ります。

できれば左右両方測り、左右差がある場合は大きいほうを基準にします。

② メーカーのサイズ表を見る

「普段27cmだから27cm」と決めず、メーカー公式のサイズ表を確認します。

Nikeも、実際の足長を測ったうえでサイズ表に当てはめる方法を案内しています。

③ ウィズやモデルの幅展開を見る

「D」「2E」「4E」「Wide」「Extra Wide」などの表記を確認します。

ただし、これらの表記はメーカーによって意味が違う場合があります。

Onのように、日本のJIS規格に換算した場合の相当サイズを公式が示しているメーカーもあります。

④ 商品レビューは「サイズ」だけでなく「幅」を見る

「27cmでぴったりだった」

というレビューだけでは、自分に合うか分かりません。

「甲が高め」「小指が当たった」「つま先に余裕があった」など、足の特徴に触れているレビューを探すと参考になります。

⑤ 返品・交換条件も確認する

オンラインでは、購入後にサイズが合わないこともあります。

Onでは、未使用で室内試着のみなどの条件を満たせば30日間の返品・交換が無料と案内しており、サイズに迷う場合は複数サイズを注文して室内で試す方法も案内しています。

メーカーや販売店によって条件は違うので、購入前に確認しておくと安心です。

ランニングシューズを試着するときのチェックポイント

  • つま先  指先が当たっていないか。
  • 足幅   親指の付け根や小指側が押されていないか。
  • 甲    紐を締めたときに、甲だけが強く圧迫されていないか。
  • かかと  歩いたときや軽く動いたときに、かかとが大きく浮かないか。
  • 足全体  「どこか一部分だけが当たっている」状態になっていないか。

ランニングシューズでは、「履ける」ことと「走りやすい」ことは同じではありません。

試着の段階で違和感があるなら、サイズだけでなく幅や別モデルも比較してみる価値があります。

ブランドを変えたらサイズを変える必要がある?

必ずしもそうではありません。

たとえば、

「ASICSが27.0cmだからNikeは27.5cm」

というように、一律の換算表を作ることはできません。

同じブランドでもモデルによってラストやアッパーの設計が異なります。

ASICSも、通常ラストとレーシングラストではサイズ換算が異なる場合があると注意しています。

adidasでも、Adizero SL 2のようにワイドモデルが用意されている一方、モデルによってフィット感は異なります。

だからこそ、「ブランド別のサイズ感」より「モデル別のサイズ感」を見ることが重要です。

 

ランニングシューズのサイズ選びでよくある質問

Q. 普段のスニーカーが27cmなら、ランニングシューズも27cmでいい?

必ずしもそうとは限りません。

自分の足長を測り、メーカーのサイズ表を確認したうえで、つま先の余裕や幅、かかとのフィット感まで確認することをおすすめします。

Q. 幅広の足なら、最初からワイドモデルを選べばいい?

足囲を実際に測って判断するのがおすすめです。

ASICSも、感覚だけで「幅広」と決めず、足長と足囲を測ることをすすめています。

Q. 幅がきついときは、サイズを0.5cm上げればいい?

長さが合っていて幅だけがきつい場合は、ワイドモデルを試す方法があります。

サイズを上げるとつま先側に余裕が増えすぎたり、かかとのフィット感が変わったりすることもあるので、できれば同じモデルの通常幅とワイド幅を比べてみると分かりやすいでしょう。

Q. ナイキは幅が狭いブランドなの?

一括りにはできません。

私自身は以前ナイキのシューズで窮屈さを感じましたが、現在のNikeにはワイド・エクストラワイドのランニングシューズもあります。たとえばボメロ18やストラクチャー プラスではワイド展開が確認できます。

「ナイキだから細い」ではなく、自分が選ぶモデルの幅展開を確認するほうが正確です。

Q. 足の甲が高い場合は、何を見ればいい?

足囲だけでなく、実際に履いたときの甲部分の圧迫感を確認しましょう。

紐を締めると甲が痛い、アッパーが当たる、といった場合は、別のラストやアッパー構造のモデルを試すほうが合う可能性があります。

まとめ|ランニングシューズは「サイズ」より「自分の足との相性」で選ぶ

ランニングシューズのサイズ選びでは、「普段の靴と同じサイズ」だけを基準にするのではなく、

足長・足囲・ラスト・ウィズ・トゥボックスまで考えてみることが大切です。

特に覚えておきたいのは、

サイズが合わない=長さが合わない、とは限らない

ということ。

私自身も、以前ナイキのシューズを履いたときに窮屈さを感じましたが、今振り返ると「サイズそのもの」だけではなく、シューズの形と自分の足の相性を見る必要があったのだと思います。

現在は、ASICSのように複数のウィズを展開しているブランドもあれば、New BalanceやBrooksのように幅違いを選びやすいブランド、HOKAのようにモデルによってワイドやエクストラワイドを用意しているブランド、Altraのようにトゥボックスの形状そのものを特徴にしているブランドもあります。

だから、「人気ブランドだから」ではなく、

「このシューズは、自分の足に合う形をしているかな?」という視点で選んでみる。

それだけでも、ランニングシューズ選びはかなり変わってくると思います。

そして、サイズで迷ったときは、できれば実際に履いて、

「つま先は当たらないか」
「幅は苦しくないか」
「かかとは浮かないか」

を確認してみてください。

自分の足に合う一足を見つけることが、気持ちよく走り続けるための第一歩になるはずです。

ここまで、ランニングシューズのサイズ選びについて、足の長さだけでなく、ウィズやトゥボックス、ブランド・モデルによる違いについて紹介しました。

では、実際にどんなランニングシューズを選べばよいのでしょうか?

次の記事では、アシックス・ナイキ・ニューバランスなど、各メーカーのランニングシューズを取り上げ、特徴や選び方を比較しながら紹介します。

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