クッション性を重視するなら、まだまだ選択肢があります
ランニングシューズを選ぶとき、私が特に重視しているのが「クッション性と安心感」です。
長く走っていると、速く走ることだけではなく、
「着地したときに足元が安定しているか」 「走り終わったあとに足への負担が大きすぎないか」
といったことも気になるようになりました。
以前の記事では、初心者の方にも選びやすいランニングシューズを5足紹介しました。
👉 「長く走り続けたい市民ランナーにおすすめのランニングシューズ5選|実際に履いて感じた違いを紹介」

今回は、その5足とは別に、クッション性を重視して選びたい方がチェックしておきたいシューズを紹介します。
同じ「クッション性のあるシューズ」でも、メーカーやモデルによって履き心地はさまざまです。柔らかく包み込むようなものもあれば、クッション性がありながら反発感を感じやすいものもあります。
「おすすめ5選以外にも、こんなシューズがあるんだ」
そんな感覚で、シューズ選びの候補を増やす参考にしてみてください。
クッション性のあるシューズにも、それぞれ違いがあります
「クッション性が高いシューズ」と聞くと、どれも柔らかくて似たような履き心地を想像するかもしれません。でも、実際にはそうとも限りません。
シューズの厚さだけでなく、ミッドソールに使われている素材や、ソール全体の構造などによって、足を入れたときの感覚は変わります。例えば、
- 柔らかく沈み込むようなクッション
- しっかりしたクッションで安定感があるもの
- クッション性と反発感を両立したもの
- 厚底によって足裏をしっかり守るような感覚のもの
などがあります。そのため、「クッション性が高いか」だけでなく、自分がどんな履き心地を好むのかを考えて選ぶことも大切です。
ここからは、それぞれ特徴の異なるモデルを見ていきましょう。
New Balance Fresh Foam X 1080v15
ニューバランスの「1080」は、クッション性を重視したランニングシューズとして長く展開されているシリーズです。
現在の1080v15では、長年採用してきた「Fresh Foam」に代わり、新しいミッドソール素材「Infinion」を採用。窒素を注入した新製法のフォームで、クッション性や反発性を高めながら、耐久性にも配慮した設計になっています。メーカーでは、デイリーランニングから長距離まで対応するモデルとして紹介されています。
柔らかなクッション感を求めながら、普段のジョギングにも使いやすいシューズを探している方は、候補に入れてみてもよいでしょう。
こんな人におすすめ
- 柔らかな履き心地が好き
- ジョギングを中心に走っている
- 普段のランニングから長い距離まで使いたい
- クッション性を重視したシューズを探している
「クッション性は欲しいけれど、できるだけ普段のランニングに使いやすいものがいい」という方にチェックしてほしいモデルです。
HOKA BONDI 9
厚底ランニングシューズで知られるHOKAの中でも、BONDIシリーズはクッション性を重視したモデルとして人気があります。
BONDI 9では、スタックハイト(ソールの厚み)を増やし、新しいプレミアムフォームのミッドソールを採用。メーカーでもシリーズ屈指のクッション性を誇るモデルと位置づけています。
見た目からもクッション性を感じられるシューズですが、単純に「厚底だから柔らかい」と考えるのではなく、実際に履いたときの安定感や足の動かしやすさも確認したいところです。
こんな人におすすめ
- 足裏に柔らかな感覚が欲しい
- ゆっくりしたペースで走ることが多い
- ジョギングを快適に楽しみたい
こうした方は、一度試着してみてもよいでしょう。
ただし、厚底シューズは一般的なシューズとは足元の感覚が違う場合があります。購入前には、歩いたり軽く動いたりして、自分に合うか確認することをおすすめします。
BROOKS Glycerin 22
BROOKSのGlycerinも、クッション性を重視したランニングシューズです。
現行モデルのGlycerin 22では、「DNA Tuned」という窒素注入フォームを採用しています。2段階の射出成形と超臨界発泡技術によって、かかと部には衝撃を吸収する大きな気泡、前足部には蹴り出しを支える小さな気泡を配置。クッション性だけでなく、足を前に運ぶ感覚にも配慮した設計になっています。
また、Glycerinには通常モデルだけでなく、安定性をサポートするGuideRails機能を備えたGTSモデルもあります。
「クッション性は欲しいけれど、柔らかいだけでは物足りない」
という方は、こうしたタイプも比較してみると面白いでしょう。
こんな人におすすめ
- クッション性を重視したい
- 柔らかさだけでなく走りやすさも欲しい
- 長めの距離を走ることが多い
- シューズの安定感も気になる
Nike Vomero 18
Nikeのランニングシューズでクッション性を重視するなら、「Vomero 18」も候補になります。
Vomero 18は、ZoomXフォームとReactXフォームを組み合わせた2層構造のミッドソールを採用しています。前足部36mm、かかと46mmという、Vomeroシリーズの中でも過去最大のスタックハイト(ソールの厚み)を持つモデルです。
また、かかとからつま先への体重移動をスムーズにするロッカー形状も採用されています。
クッション性だけでなく、足を前へ運びやすい感覚も欲しい方は注目したいモデルです。
こんな人におすすめ
- Nikeのシューズが好き
- クッション性をしっかり感じたい
- 厚底シューズを試してみたい
- クッション性とスムーズな足運びを両立したい
On Cloudmonster 3
独特のソール形状で知られるOnからは、「Cloudmonster 3」に注目です。
Cloudmonster 3は、ブランド史上初となる3層構造のCloudTec®と、独自のHelion™フォームを組み合わせ、クッション性と反発力を両立させたモデルです。Onでは、毎日のランニングからロングジョグまで対応するデイリートレーナーとして紹介しています。
一般的なランニングシューズとは少し違った見た目をしているので、最初は「どんな履き心地なんだろう?」と気になる方もいるかもしれません。実際に履いてみると、独特のソール構造による足の運びを感じられるモデルです。
こんな人におすすめ
- 他のメーカーとは違ったシューズを試したい
- クッション性だけでなく反発感も欲しい
- ジョギングから長い距離まで使いたい
- デザインにもこだわりたい
「クッション性のあるシューズ=柔らかいだけ」というイメージとは少し違った選択肢です。
クッション性だけで決めないことも大切
ここまで、クッション性を特徴とするシューズを紹介してきました。
ただし、クッション性が高ければ、誰にとっても走りやすいとは限りません。
柔らかい履き心地が好きな方もいれば、少し硬めでしっかりしたシューズのほうが走りやすい方もいます。また、
- 足幅
- かかとのフィット感
- つま先の余裕
- シューズの重さ
- 足を入れたときの感覚
なども大切です。そのため、気になるシューズが見つかったら、できれば実際に履いてみることをおすすめします。
特に、厚底でクッション性の高いシューズは、今まで履いていたシューズとは足元の感覚が違う場合があります。歩いてみて、
「かかとが浮かないか」 「足幅が窮屈ではないか」 「つま先が当たっていないか」 「自然に足を運べるか」
などを確認してみましょう。
サイズの選び方や、試着するときのポイントについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
👉 「ランニングシューズのサイズ選びで失敗しないために|試着するときのポイントも紹介」

まとめ|クッション性にも「自分に合う感覚」があります
今回は、以前紹介した「おすすめランニングシューズ5選」とは別に、クッション性を重視したい方がチェックしておきたいシューズを紹介しました。
今回紹介したシューズを見ても、
柔らかな履き心地を重視したモデル クッション性と反発感を両立したモデル 厚底によるクッション性を特徴とするモデル
など、それぞれに違いがあります。
だからこそ、
「クッション性が高いから、このシューズが一番いい」
と決めるのではなく、自分がどんな履き心地を求めているのかを考えてみることが大切です。
そして、シューズはスペックだけでは分からない部分もあります。同じ「クッション性」という言葉でも、実際に足を入れてみると、柔らかさや安定感、足の運び方に違いを感じることがあります。
気になるシューズがあれば、ぜひ店頭で一度試してみてください。
「これなら気持ちよく走れそう」
そう思えるシューズが、自分にとっての良い一足なのかもしれません。
そして自分の走るペースや距離、そして足に合った履き心地を考えながら、走れる一足を探してみてはいかがでしょうか。



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