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ランニングシューズのウィズ展開をメーカー別に比較|足幅が合わない人の選び方

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「サイズは合っているのに、小指のあたりが当たって痛い」「長く走ると足の横が窮屈になる」ランニングシューズ選びで、そんな経験はないでしょうか。

こうした悩みは、足の長さ(サイズ)ではなく、足の横幅や周囲の長さ、つまり足囲(ウィズ)がシューズと合っていないことが理由のひとつかもしれません。

実はランニングシューズは、ブランドによって足囲の展開がかなり違います。幅のバリエーションが豊富なブランドもあれば、レギュラー中心で一部モデルだけワイドを用意しているブランドもあります。

この記事では、主要8ブランド(ASICS・Nike・adidas・On・New Balance・HOKA・Brooks・Altra)の足囲展開を一覧で整理し、自分の足に合うシューズを探すための考え方をまとめました。

※記事内の情報は2026年10月時点のものです。展開はモデルや年度によって変わるため、購入前には必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

足囲(ウィズ)とは?E・2E・4Eの意味

足囲とは、足の親指と小指の付け根の骨の出っ張りを結んで、ぐるりと一周させた長さのことです。シューズの「幅の広さ」はこの足囲をもとに決められていて、日本ではJIS規格に基づき、E・2E・3E・4Eのようなアルファベットと数字で表記されます。

  • E・2E:標準的な幅。日本のメーカーではEや2Eがレギュラーとして扱われることが多い
  • 3E・4E:幅広。ワイドモデルの表記として使われる
  • D:Eよりやや細め。海外ブランドの標準幅として使われることが多い

数字やアルファベットが大きいほど、幅にゆとりがあるシューズになります。ただし、ここで注意したいのが次の点です。

表記の基準はブランドによって異なります。同じ「2E」でも、メーカーが違えば履いたときの感覚は同じとは限りません。表記はあくまで目安として捉え、最終的には実際に履いて確かめるのが確実です。

自分の足囲を知る方法

自分の足囲は、靴専門店やスポーツ用品店の計測サービスで測ってもらえます。自宅で測る場合は、巻き尺を足の親指と小指の付け根の出っ張りに合わせて一周させます。足の大きさは夕方にかけてむくみで変化しやすいので、夕方に左右両方を測り、大きいほうの数値を基準にするとよいでしょう。

【一覧表】ブランド別ウィズ展開の比較

 

ブランド 足囲の展開
ASICS NARROW・STANDARD・WIDE・EXTRA WIDEなど、足囲に合わせたラスト展開がある
Nike レギュラーに加え、一部モデルでワイド・エクストラワイドを展開
adidas レギュラーフィットのほか、モデルによってワイド展開もある
On メンズのレギュラーはJIS規格で2E相当、ワイドは4E相当。ウィメンズはレギュラーがD相当、ワイドが2E相当
New Balance メンズではD・2E・4Eなど、ウィズを選べるモデルが多い
HOKA レギュラー・ワイド・エクストラワイドを展開するモデルがある
Brooks メンズ/ユニセックスはD・2E・4E、ウィメンズはB・Dのウィズ展開が確認できる
Altra 独自のFootShape(つま先形状)を採用。Original・Standard・Slimの3種類がある

表のとおり、ブランドによって展開の考え方が少しずつ違います。「Nikeやadidasのワイドはどのモデルにもあるのか」というと、そうではなく、モデルごとに有無が異なります。気になるモデルがあれば、公式サイトで足囲の選択肢があるかを先に確認しておくと安心です。

ブランド別の特徴と向いている人

ASICS:足囲に合わせたラスト展開が幅広い

ASICSは、NARROW・STANDARD・WIDE・EXTRA WIDEなど、足囲ごとに合わせたラスト(足型)を展開しているのが特徴です。日本人の足に合わせて作られてきた歴史があり、幅の選択肢を重視したい人にとって候補に入れやすいブランドです。ただし、すべてのモデルに全ての足囲があるわけではないため、気になるモデルごとの確認は欠かせません。

Nike:レギュラーが中心、ワイドは一部モデル

Nikeはレギュラーが基本で、一部のモデルでワイドやエクストラワイドが用意されています。筆者の感覚では、Nikeは全体にやや細身に感じる印象があり、幅に余裕がほしい人はワイド展開のあるモデルを選ぶか、試着で確かめるのがよさそうです。

adidas:モデルによってワイド展開あり

adidasもレギュラーフィットが中心で、モデルによってワイドが用意されています。Nikeと同様、足囲で選びたい場合は「そのモデルにワイドがあるか」が最初のチェックポイントになります。

On:レギュラーとワイドの2択、JIS換算で把握しやすい

Onはレギュラーとワイドの2タイプです。メンズのレギュラーはJIS規格で2E相当、ワイドは4E相当とされています。ウィメンズはレギュラーがD相当、ワイドが2E相当です。JISに置き換えて把握しやすいため、他ブランドとの比較の目安にしやすいのが利点です。

New Balance:ウィズを選べるモデルが多い

New Balanceは、メンズでD・2E・4Eなど、ウィズを選べるモデルが多いことで知られています。同じモデルで幅違いを試せるため、「このモデルは気に入ったけれど幅だけ調整したい」という場面で選択肢が広がります。

HOKA:レギュラー・ワイド・エクストラワイド

HOKAはレギュラー・ワイド・エクストラワイドを展開するモデルがあります。厚底でクッション性の高いモデルが多いブランドなので、足幅に不安がある人がワイドを選べるのは心強い点です。こちらもモデルによる違いがあります。

Brooks:D・2E・4Eの展開が確認できる

Brooksは、メンズ/ユニセックスでD・2E・4E、ウィメンズでB・Dのウィズ展開が確認できます。表記がJISに近い形で並んでいるので、自分の足囲と照らし合わせて選びやすいブランドです。

Altra:幅ではなく「つま先の広さ」で選ぶ

Altraは他のブランドと考え方が少し違います。独自のFootShape(つま先形状)を採用していて、足指が自然に広がるスペースを重視した作りです。Original・Standard・Slimの3種類があり、これは足囲の規格というより、つま先まわりの形状の違いとして捉えるのが適切です。「足囲の数値は標準だけれど、つま先が窮屈に感じやすい」という人は、検討する価値があります。

タイプ別|自分に合うブランドの探し方

幅広・甲高で、全体に窮屈さを感じやすい人

ASICS、New Balance、Brooks、HOKAなど、4Eやエクストラワイドなど複数の足囲を展開しているブランドから探すのが進めやすいです。Onのワイド(メンズは4E相当)も候補になります。

標準的な足囲で、モデルの選択肢を広く持ちたい人

レギュラー展開が中心のNikeやadidasも含めて、幅広く比較できます。気に入ったモデルがあれば、念のためワイド展開の有無を確認しておくとよいでしょう。

幅は標準でも、つま先が窮屈に感じやすい人

AltraのFootShapeのように、つま先まわりの形状に特徴があるブランドが選択肢になります。足囲の数字だけでは解決しにくい悩みに向き合えるのが特徴です。

幅が細めで、ずれやすさを感じる人

ASICSにはNARROWの展開があります。ほかのブランドでは、Brooksのウィメンズ(B・D)のようにやや細めの展開が確認できるものもあります。

試着・購入時のチェックポイント

足囲の数字がわかっても、最後に頼りになるのは実際の履き心地です。購入時には、次のポイントを意識してみてください。

  1. 夕方に試す:足がむくみやすい時間帯に合わせると、走っている最中に近い状態で確認できます。
  2. ランニング用のソックスで試す:普段走るときに使うソックスの厚みで試すと、ズレが少なくなります。
  3. つま先に余裕があるか確認する:つま先に1cm前後の余裕があるかが目安です。
  4. 足の横が当たっていないか見る:立った状態でも、歩いたときでも、小指側や親指側の当たりをチェックします。
  5. 両足で履く:左右で足の大きさが違うことは珍しくないため、必ず両足で試します。
  6. 同じ表記でも感覚が違う前提で選ぶ:「いつものブランドで2Eだったから」と決めつけず、新しいブランドでは必ず試着をしましょう。

なお、足の悩みが続く場合や痛みが強い場合は、無理にシューズだけで解決しようとせず、専門家に相談することも検討してください。

足囲(ウィズ)の基礎知識やメーカーごとの特徴が分かったところで、次は具体的なモデル選びです。

以下の記事では、各ブランドの足幅・サイズ感別おすすめランニングシューズをさらに掘り下げて紹介しています。「どのモデルを選べばいいか迷ってしまう」という方は、ぜひチェックしてみてください!

まとめ|足囲を知ると、シューズ選びの失敗が減らせる

今回の内容を整理します。

  • シューズが合わない原因は、長さではなく足囲(幅)にあることがある
  • 足囲の展開はブランドによって異なり、同じ表記でも感覚はそろわない
  • ASICS・New Balance・Brooks・HOKAなどは足囲の選択肢が多く、Nike・adidasはモデルごとに確認が必要
  • Altraは足囲ではなく、つま先形状で選ぶ発想
  • 最終的には、夕方に実際に履いて確かめるのが確実

シューズは、足に合ってこそ走る時間を楽しめる道具です。この記事で紹介した足囲の考え方を参考に、ご自身の足に合う一足を探してみてください。

各ブランドのおすすめモデルは、別記事で詳しく紹介しています。

※展開状況は2026年10月時点の情報です。最新の足囲展開は各ブランドの公式サイトでご確認ください。

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